2017年2月8日 更新

【林部智史さん】「声」を磨けば「歌」も磨かれる。<美ボイス推進委員会インタビュー#1>

ただ、聞いているだけなのに涙が止まらない。心を揺さぶる"泣ける歌"を歌う、注目の男性ソロシンガー・林部智史さんが登場!どうしたら人の心を動かす歌を歌うことができるのか?新曲の裏話を交えて、独占インタビュー♪

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音楽専門学校を主席で卒業するという輝かしい経歴と実力を持ちつつも、決して順風満帆ではなかった人生の記録。いくたびもの試練をなんども乗り越え、「カラオケ★バトル」(テレビ東京)への出演で2015年度年間チャンピオンを獲得した歌手・林部智史さん。

今の時代を生きる”声の表現者”として、どんな想いを胸に歌を歌い続けているのか?

美ボイス推進委員会がインタビュー。歌を上達させたい!歌手になりたい!と思う人全員に読んで頂きたい、林部智史さんの「歌声」の秘密をお届けします!

昨年はメジャーデビューからレコード大賞新人賞受賞とお忙しかったと思いますが、振り返ってみていかがでしたか?

誤解を怖れずに言うと、忙しさは覚悟していた通りというか、想像の内と言いますか、歌手を目指すため東京に上京して、音楽専門学校を卒業して・・・。
デビュー前からの下積み時代が6年あるので歌手としての心構えが自分の中にしっかりあったというか。自分の頑張り次第ではもっと忙しくなるだろうと思いながら活動していました。

でも下積み時代があったおかげでアップアップな状態にはならなかったし、音楽に対して真剣に向き合えた年になったなと思います。とはいえ、デビューからの上半期と下半期で忙しさはかなり変わりました。忙しいというより、それが逆に新鮮でしたね。

デビューしてから1番変わった!と感じたことはどんなことでしたか?

ガラッと変わったなと実感したのはお客さんの数です。
昨年、銀座の山野楽器本店でデビューシングル「あいたい」の発売記念イベントを開催したのですが、歩行者天国で誰でも見ることができる公共の場だったんです。

そこで6月と10月にフリーライブ開催をして。1回目と2回目で見に来てくださった人の数が全然違っていたことが本当に驚かされました。最初の6月は600人ほどだったのに2回目の10月は僕の歌声を約3000人が聞いてくれて!公共の場で、しかも同じ場所で歌ったからこそ分かる変化だったと思います。

「ステージに立って歌うこと」と「カラオケで歌うこと」、自分の中で違いを感じることはありますか?

カラオケとライブは180度違うし、僕自身がその違いを一番感じていると思います。
というのも、歌い方がそれぞれ全く異なるんです。カラオケで歌う場合は声を大きく出すことがまず大事。圧力を出して、エッジをきかせて歌わないと高得点が出せないんです。他にも、大きな声を表現する時はマイクを近づけてみる、ビブラートのかけ方を同じ波に揃えるなどのポイントがあります。

ライブの場合は、その時その場所によって歌い方も感情の入れ方も変わるから気持ちの在り方が根本的に違うんです。さらに細かく言えば、聞いている人たちへ声を均一に届けることができるように音を調整したり、ハウリングを起こさないようにしたり。カラオケとライブが同じと思ったことはないですね。
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例えばデビュー曲「あいたい」をライブで歌う時はどんな風に気持ちをのせますか?

その時の状況に応じて変えています。
でも絶対にやっちゃいけないなと思うのが、聞いてくれる人をおいてきぼりにすること。
コンサートで歌う時、イベントで歌う時、被災地で歌う時・・・。その場の雰囲気を感じ取りながら歌わないといけない。だけど最終的に一番盛り上がるところは同じラインに持っていきたいんです。

目の開け方からお客さんを見るタイミングまで、最高潮に達するまでの歌い方はその空間と雰囲気に合わせて経験と感覚で歌っています。良くも悪くもデビュー当時と比べると歌い方がかなり変わったなと自分でも感じていますよ。明確にどこが、とは言えませんが、曲への想いの深さだとか・・・。歌い方が変わったという言葉では片付けられないんですけど、僕の歌声は確実に変化しました。

林部さんといえば、心に染み渡るようなせつなくて泣ける歌声が魅力ですが、その声を保つ秘訣は?

僕の歌声と普段の声って同じ「声」に聞こえますか?って質問すると、「同じ」と「違う」両方の意見があるんです。でも僕は歌っている時と話している時の声は同じじゃないとダメだと思っていて。

歌は言葉の延長線上にあるもの、そして言葉で伝えられないからこそ歌にしていきたいといつも考えています。だから普段の声をそのまま歌声にのせていけるように、自分の教え子にもそんな風に歌を教えています。

といいつつも、選曲している歌が高音だから「普段の声と違って聞こえる」と言われるのも分かるんですけどね。同じ声だなと思ってもらえるよう、もっと声について追求していきたいですね。

自ら歌を歌い、歌を教えている林部さん、歌が上手い人の特徴なんかもわかるのでしょうか?

もちろん分かりますよ!
ボイストレーナーや歌の先生は話声で歌が上手いかどうか、ある程度の判断はできます。
簡単な判断方法としては「声が低い人」はとても上手いかとても下手かのどちらかのパターン。
声帯がすれる音が聞こえる人は発声が良いので歌が上手い人が多いんです。

声帯を震わせる呪怨ボイスは発声の基本。口から発声している人でないと上手に歌うことは難しいとされているんです。だから歌を上達させるためにも発声練習は必要不可欠!
僕は鼻と口、両方から対応するちょっと珍しいミックスタイプで、実際に発声練習やボイストレーニングを始めてから普段の声が低くなりました。

故郷を離れて5~6年両親と会わなかった時期が過去にあったのですが、音楽専門学校を主席で卒業した後、実家に帰ったら「声が低くなったね」と家族から言われました。(笑)
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